電磁波のリスク

暮らしの中の電磁波リスクについて

電磁波についての意識

朝日新聞で「あなたは家電製品から発生する電磁波について、どのように意識されていますか」というものがあり、回答は以下のようになりました。

電磁波が人体に影響を及ぼすと思っている人・・・全体の80.9%
実際に電磁波の対策を取っている人・・・・・・・全体の6.2%

全体の8割の方が電磁波は人体に影響を及ぼすと思っている一方で実際に電磁波の対策を取られている方は1割にも満たない結果となりました。


どんな電磁波を意識する必要があるのでしょうか?

電磁波といっても幅はとても広く、私たちの体を診断するのに欠かせないX線や生活必需品のラジオ、紫外線、遠赤外線といったものも電磁波の中に含まれます。しかし、私たちが意識するべき電磁波は以下の2つの種類ものもです。

A:低周波(電場と磁場)・・・・・・・・・・極低周波(5Hz〜2KHz)
B:高周波(電場と磁場に区分できない)・・・極超短波(800MHz〜2.5GHz)

具体的な例を挙げると、

意識すべき電磁波の種類と用途
A:低周波 50/60Hz、家電製品、送電線
B:高周波 テレビ、電子レンジ、携帯電話

ということになります。

ここに挙げたA、B以外の周波数帯の電磁波はさほど変わりませんが、A、Bに属する周波数帯が日常生活の中で急増しているのをご存知ですか?

ちょっと想像してみましょう。今は携帯電話をもっていらっしゃらない方のほうが少数になってきましたよね。そして、各家庭にはパソコンが増えてきているのではないでしょうか。

2006年の統計では、携帯電話の普及率が71.9%、インターネットの普及率が66.8%となっています。

総務省「通信利用動向調査」の結果


なぜ、電磁波を意識する必要があるのでしょう

もうひとつ意識して欲しいものがあります。それは電気の使用量です。電気の使用量はこの40年で6倍になりました(2002年10月26日読売新聞より)。実際、周りを見渡すと家電製品など電気を使うものがあふれて、私たちの生活は電気無しには成り立たなくなっていることに気づきます。

電磁波のリスク:使用電力の推移

そして、利便性を追求し、家電製品や照明器具が増え、スイッチとコンセントの数も増えています。


建物における電磁波の発生源は、ほとんどが屋内配線です。

電磁波除去装置エルマクリーンでパソコン、電子レンジ、その他の家電製品をアースすることは可能ですが、建物における電磁波の発生源は他にもあるのです。それは、屋内配線から発生する電磁波です。屋内配線は、この20年間で約5倍〜6倍に膨れ上がっています。例えば、木造二階建ての住宅では、以前は150m程度でよかった配線を、今は1,000m以上も使っています。今や私たちは、電気コードのケージの中で生活しているようなものなのです。そして、建物によって異なりますが、屋内配線から発生する電磁波が、床や壁に帯電していることが多いのです。

電磁波コム:屋内配線から発生する電磁波が、床や壁に帯電している様子
屋内配線から発生する電磁波が、床や壁に帯電している様子が数値で確認できます。

「電磁波」と聞くと、目に見えない得体の知れないもので、恐怖感を抱かれるかもしれませんが、その影響から身体を守るには、実は発生源から離れるだけで良いのです。

ところが、“生活の場”である家から発生する電磁波に関しては、距離を保つことは不可能です。

化学物質が過敏症を引き起こしてしまったように、電気をたくさん使う生活が住まいの電磁波を過剰にしてしまい、安らぎの場であるはずの住まいに安心して暮らすことが出来ない方が増えています。

この、住まいにおける電磁波リスクに対して、電磁波先進国といわれるスウェーデンでは既に基準値が設けられていますが、わが国の基準値の対象は今のところ送電線が主な対象となっており、住まいに関しては基準値がないのが現状です。


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オールアース時代がやってくる」の著者 土田直樹氏(株式会社レジナ 代表取締役)が、市販の電磁波測定器ではわかりにくかったほんとうの電磁波の実態をお調べします。
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